
「コンプライアンス」はどんな意味でしょうか?
今日は堅いテーマで進めます。
コンプライアンスを新聞等では「法令遵守」や「企業倫理」と書かれています。
少々調べてみると、「コンプライアンス」は法遵守よりも広義な意味があるようです。
桐蔭横浜大学の郷原信郎教授によると,
「社会的調和をしつつ、法を遵守すること」と言うことだそうです。
たとえば、法の網をくぐって、仮に裁判で無罪になっても、社会の中では調和できないのであれば、コンプライアンスに反すると言うことなのでしょう。
また、最近ではコンプライアンスより更に進んだ「CSR」という言葉も見かけるようになって来ました。
これはCSR(Corporate Social Responsibility)の略で、
日本語では「企業の社会的責任」とでも訳すのでしょうか。
コンプライアンスを良く取り上げている新聞やテレビですが、じつはそれらが社会に及ぼす影響は甚大であって、小泉劇場もまさにこのマスメディアの影響を逆手にとったものだともいえます。
なんだか出たがり弁護士やタレントが何のテーマにも口を出してさもありなんと言ったコメントをMCと一緒に深く考えずに話しています。
「ねえ皆さん!」「そう思いませんか?奥さん」とか事実だけを客観的に伝えるニュースと様々な思想考えを垂れ流しちゃうワイドショウでは我々自身も気をつけて観なくてはならないと思います。
脱線しちゃいましたが、今回のミートホープ社のミンチ偽装問題は相当ショッキングな事件です。
豚肉混ぜるくらいなら「まあそんなこともあろうか」と思うのですが、いわゆる「くず肉」まで混ぜるとなるとこれは完全な詐欺です。
社長の「半額セールで喜んで買う消費者にも問題がある」発言は言語道断ではあり、絶対に外に向かっては言ってはいけない言葉です。
が、今の超競争社会の実は核心をついた発言だなあと思いました。
消費者は心のどこかで「『安かろう悪かろう』だから多少は仕方がない」と思ってないでしょうかね?
スーパーの閉店ちかくになって、30%OFFとか半額のシールを見つけて、お寿司やお惣菜を買ってきたとして、少々イカやマグロの色が濃くなっていても、シャリが固くなっていても、揚げ物の脂が浮き出ていたとしても、余程のことがない限り(鱧をアナゴだとしていても!)消費者からはクレームはつかないと思うんです。
100円ショップで買ったものが仮にちょっと傷があったり縫製が良くなかったとしても「アウトレット」的な感覚で購入しているのであまり不平不満は言わないと思うのです。
それは、消費者がそれなりの見切りというか覚悟が出来ているからであるからだろうし、かなり忘れかけていますが、雪印や不二家といった大企業でも「利益追求」や「成果至上主義」や「コストダウン」を「もったいない」や「再利用」といった一見プラスイメージの言葉に勝手に置換して使ったいわゆる「モラルの低下」はなんだか情けない気がします。
今日の写真はマンゴーソースがかかったソフトクリームです。
郷原 信郎 / 新潮社(2007/01/16)
Amazonランキング:5064位
Amazonおすすめ度:

今回のミンチ偽造問題で、社長の長男が意を決したように、
「本当の事を話してください」と、
搾り出すような感じで言った時の模様をTVであとで見て、
なんだか胸がぎゅーっとなりました。
親がワンマンで天皇でどのような事情があるか判りませんが、
三男が次期社長と聞き、長男が末席に座っているのを見て、
なんとなく家庭というか会社内での位置づけが見え隠れして、
ある種のベタなドラマを見ている感じがしました。
誰しもが悪いと思っていることを誰もそれを言うことができない環境。
そう言えば、東京の温泉ガス爆発もオーナー達はちゃんと管理会社に任せているつもりだったのがその管理会社もその下請けに、その下請けもそこまではすると思っていなかったと、どんどん勘違いが起こっているようですし、
コムスンにしても経営理念も経営方針もコンプライアンスに則った大変素晴らしいものであったはずなのに。。。
いったい何が共通点かなと考えますと、やはりお金という一言に収斂していくわけです。
我々建設業も同様で決してぼろ儲けも億万長者にもなれない業界なんですが、公共事業というある意味「安定した業種」にいれば何とか生活だけは安定していると、数年前までは思っていました。
しかし国の方針と言うべきかアメリカの方針と言うべきか自由競争社会を物凄いスピードで実現しようと言う政府と国家財政の逼迫(ひっぱく)が重なり合って一気に業界が冷え込んでいる感じがします。
役所のOBさんは実際会社に天下ってきても、「かお」が商売道具であり実務上のスキルがある天下りさんなんて皆無にちかいのではないでしょうか?
その天下りさんの「賞味期限」も年々短くなってきていると聞きます。
企業が自ら天下りを望んでいる場合ももちろんあるでしょうが、「割り当て」で報酬はいくらいくらでというお約束も有るのも事実でしょう。
少子化時代が始まるのですから、居心地の良いお役所にもう少し本来の「公僕」という立場を再認識し、勇退後も安く長く国民や市民のために働いて下さいまし。
今、ニュースを観ていてさも深刻そうな顔をして総理が賞与の全額返納と言ってました。社保庁の長官も全額で返納で、職員にも返納する要請するそうです。
総理や長官はともかく一般職員の家族は可愛そうに・・・と思う反面、
満額で賞与が社保庁に出るのかと思うとなんだか危機感ないなあと思いますね。
普通の会社なら絶対にボーナスなんて出せないですよ。
普通、賞与(ボーナス)の意味は
・会社の利益の社員への分配
・会社への貢献に対する報償
・生活給の一部(給与の後払い)
と言うのが普通であるはずです。
公務員も会社を国家に置き換えてもおそらくあまり変わりはないでしょう。
確かに非常に危険なお仕事をしている消防士や警察官も一日キー操作を何千字かだけしちゃいけないというのんきな公務員さんまで一緒にしてはいけないのでしょうけれども、これだけの年金問題で騒がれている中で、社会保険庁の方々はボーナスもらう前に一割や二割位は遠慮すると言った「遠慮」をしても良いのじゃなかったでしょうかねえ?
総理や官房長官から「オレも返納するからお前らもちょっとはしなさいよねえ」と言われてからするのと自主的に「ちょっとこのご時勢だけにもらえませんねえ」と言うのでは見方が違うのにねえ。
それこそコンプライアンス不足なんですよ!
CSRの方が具体的に表現しやすいんじゃないでしょうかね。
政治家は権力闘争が本分ですから、安定多数政権でもない限り、公務員を敵に回すような改革は出来ないでしょう。