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2009年01月03日 ()
人口3毎年、この白書を眺めるのが好きな変な趣味の管理人です。
元旦に発表された、最新の「人口動態統計」を紹介します。




1出生数は増加
出生数は109万2000人で、平成19年の108万9818人より2千人増と推計される。
 まあ、これは今後ともそれほど激しい変化はないかも・・・

2死亡数は増加
死亡数は114万3000人で、平成19年の110万8334人より3万5000人増と推計される。
なお、3大死因の死亡数は、第1位悪性新生物34万3000人、第2位心疾患18万4000人、第3位脳血管疾患12万6000人と推計される。

 医学的な事はよくわかりませんけれど、様々な病気の多くがストレスが要因のケースがあると聞きます。また不況の折、自殺者が大変増加しているのもこの死亡者数の増加につながっているのかも知れません。 

3自然増加数は減少
自然増加数は△5万1000人で、平成19年の△1万8516人より3万2000人減と推計される。

4婚姻件数は増加、離婚件数は減少
婚姻件数は73万1000組で、平成19年の71万9822組より1万1000組増と推計される。

また、離婚件数は25万1000組で、平成19年の25万4832組より4000組減と推計され、離婚率(人口千対)は1.99となり、平成19年の2.02を下回る。

離婚が減っているというのは、たぶん経済的に多少、嫌な相手と我慢しても一緒にいればとりあえず衣食住はキープされるのでは?なんて事はないでしょうかね?
派遣社員が簡単に切られる時代、一人口は食べられないが二人口なら食べられる?


これらのデータは、去年の前半の半年のデータを基にした推計です。
秋口からの百年に一度の経済不況はこの推計にどれくらい加味されているのでしょうか?
厚生労働省 人口統計←詳細はこちらから



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今年は「ウシ」年ですね。
正式には「丑」年。
「丑」は「ひも」とか「からむ」の意味があり、芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態を表しているとされています。
いつからか動物の牛がこれに変わったのでしょうね。

そうそう、牛といえば、高村光太郎の長い長い牛の詩があります。
なんとなく、今の日本政治・経済や個々人の心の在り方を教えてくれるような気がします。



牛はのろのろと歩く
牛は野でも山でも道でも川でも
自分の行きたいところへは
まっすぐに行く
牛はただでは飛ばない、ただでは躍らない
がちり、がちりと
牛は砂を掘り土をはねとばし
やっぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐことをしない
牛は力一ぱいに地面を頼って行く
自分を載せている自然の力を信じきって行く
ひと足、ひと足、牛は自分の力を味はって行く
ふみ出す足は必然だ
うはの空の事ではない
是でも非でも
出さないではいられない足を出す
牛だ
出したが最後
牛は跡へはかへらない
足が地面へめり込んでもかへらない
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛はがむしゃらではない
けれどもかなりがむしゃらだ
邪魔なものは日本の角にひっかける
牛は非道をしない
牛はただ為たい事をする
自然に為たくなる事をする
牛は判断をしない
けれども牛は正直だ
牛は為たくなって為た事に後悔をしない
牛の為た事は牛の地震を強くする
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
自然を信じ切って
自然に身を任して
がちり、がちりと自然につつ込み食ひ込んで
遅れても、先になっても
自分の道を自分で行く
雲にものらない
雨をも呼ばない
水の上をも泳がない
堅い大地に蹄をつけて
牛は平凡な大地を行く
やくざな架空の地面にだまされない
ひとをうらやましいとも思はない
牛は自分の孤独をちゃんと知っている
牛は食べたものを又食べながら
ぢっと寂しさをふんごたへ
さらに深く、さらに大きい孤独の中にはいって行く
牛はもうと啼いて
その時自然によびかける
自然はやっぱりもうとこたへる
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は馬鹿に大まかで、かなり無器用だ
思ひ立ってもやるまでが大変だ
やりはじめてもきびきびとは行かない
けれども牛は馬鹿に敏感だ
三里さきのけだものの声をききわける
最善最美を直覚する
未来を明らかに予感する
見よ
牛の眼は叡智にかがやく
その眼は自然の形と魂とを一緒に見ぬく
形のおもちゃを喜ばない
魂の影に魅せられない
うるほひのあるやさしい牛の眼
まつ毛の長い黒眼がちの牛の眼
永遠を日常によび生かす牛の眼
牛の眼は聖者の目だ
牛は自然をその通りにぢっと見る
見つめる
きょろきょろときょろつかない
眼に角も立てない
牛が自然を見る事は牛が自分を見る事だ
外を見ると一緒に内が見え
内を見ると一緒に外が見える
これは牛にとっての努力ぢゃない
牛にとっての当然だ
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は随分強情だ
けれどもむやみとは争はない
争はなければならないときしか争はない
ふだんはすべてをただ聞いている
そして自分の仕事をしている
生命をくだいて力を出す
牛の力は強い
しかし牛の力は潜力だ
弾機(ばね)ではない
ねぢだ
坂に車を引き上げるねぢの力だ
牛が邪魔者をつつかけてはねとばす時はきれ離れのいい手際だが
牛の力はねばりっこい
邪悪な闘牛者(トレアドル)の刃にかかる時でも
十本二十本の槍を総身に立てられて
よろけながらもつっかける
つっかける
牛の力はかうも悲壮だ
牛の力はかうも偉大だ
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
歩きながら草を食ふ
大地から生えている草を食ふ
そして大きな体を肥す
利口でやさしい眼と
なつこい舌と
かたい爪と
厳粛な二本の角と
愛情に満ちた啼声と
すばらしい筋肉と
正直な涎(よだれ)を持った大きな牛
牛はのろのろと歩く
牛は大地をふみしめて歩く
牛は平凡な大地を歩く
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[2009.01.03(Sat) 22:01] ニュースTrackback(0) | Comments(0)
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